半導体分野への微細加工
半導体分野で作られる微細加工品例
ここでは、半導体分野で作られる微細加工品の特徴をまとめました。
インクジェットノズル
https://www.tpc.toray/product/nozzle/noz_003.html
インクジェットノズルは、インクジェットプリンタにとって非常に重要な高精細・鮮明度な印刷に欠かせないパーツです。
インクジェットノズルの質は、そのまま印刷や塗工の質になると言っても過言ではないでしょう。
インクジェットノズルは、孔形状や孔径、孔内壁面や孔エッジの仕上がりが違ってくると、インクの液滴量、位置精度に大きな影響が出ます。つまり、インクジェットノズルの仕上がりは、印刷の綺麗さだけでなく正確さにも大きく関わってくるのです。
ディスペンサーノズル
https://www.tpc.toray/product/nozzle/noz_004.html
ディスペンサーノズルは、数多くのアプリケーションに欠かせない重要なパーツで、用途によってそれぞれ異なる精度や液剤粘度を要求されるため、制作が難しいパーツでもあります。
東レ・プレシジョンのディスペンサーノズルは、紡糸ノズルの加工技術を活かしたもので、主に半導体やエレクトロニクスの分野で活躍しています。
電子ビーム関連部品
https://www.tpc.toray/product/nozzle/noz_008.html
電子ビーム関連部品は、電子レベルを取り扱う理化学機器には欠かせない重要なパーツです。
電子をより収束させることによって、照射される電子の精度を向上させるのですが、それには高度な微細加工技術が欠かせません。半導体や理化学機器のほか、真空部品や医療機器などにも用いられています。
吸着治具
https://www.tpc.toray/product/nozzle/noz_009.html
吸着治具は、半導体チップなどに代表される微小サイズの部品を基盤などに装着するのに用いる器具です。
微細孔に高密度、高い位置決め精度といったように、非常に高度な微細加工技術を要求される部品です。主に、半導体、電子部品実装用のほか、真空部品にも必要とされます。
パーツフィーダ
https://www.tpc.toray/product/parts-feeder/index.html
東レ・プレシジョンが開発したパーツフィーダ「トレフィーダ」は、超微細孔加工技術を用いて開発された新型トレフィーダで、無振動で部品を整列搬送可能な製品です。
キズ・カケ・摩擦・帯電を最低レベルにまで低減できるうえに、振動音がないので動作中の静粛性にも優れています。
微細加工を依頼する前に知っておきたいポイント
微細加工会社の選び方
微細加工会社を選ぶ際の大前提となるのが、「ISO9001認証を取得しているかどうか」と「工作設備が充実しているかどうか」です。
ISO9001認証は、厳しい審査基準をクリアした工場や会社だけに与えられる認証なので、これがあるだけでその会社は優れた技術力を持っているという証拠になります。また、工作設備の充実については、微細加工にはそれ専用の設備や機会が必要なので、設備が豊富な会社は、単純に対応できる加工の種類も多くなるのです。
微細加工会社には「精度」を重視する会社と「納期」を重視する会社があります
精度優先の会社は、特殊な工作設備や検査機器によって、加工が難しい依頼にも対応できます。しかし、高精度な加工依頼にも対応できる反面、短納期での製造が難しい傾向にあります。
納期優先の会社は、充実した工作設備によって単品から大口ロットの製造に一気に対応でき、結果として短納期での製造を可能とします。しかし、短納期で対応できる反面、常に高精度なものを製造できない場合もありますので、注意が必要です。
あなたの会社は精度を重視しますか？それとも納期ですか？このメディアでは精度に強みを持つ会社と納期に強みを持つ企業の中からそれぞれおすすめの企業を1社ずつピックアップしました。
微細加工に対応する会社には大きく「精度」と「納期」を重視する企業に分かれます。自社の目的を明確にし、目的に合った企業選びをするようにしましょう。
いくら高精度の加工機器で加工したとしても、検査測定器で正確に検査して問題ないと判断されてはじめて高品質な製品の納品が可能となります。
検査測定器の種類が豊富ということは、より多くの検査項目を網羅することができ、より高精度の検査を行うことができます。ここでは高精度な加工で評判の微細加工会社を紹介します。
できるだけ早く部品を納品して欲しいという依頼人の希望をかなえるため、自社一貫の生産体制を整えていたり、加工工程の削減や、人的工程の効率化を実現することで、スピード納期を実現している企業があります。ここでは短納期で評判の微細加工会社を紹介します。
